永井均「存在と時間 哲学探究1」の要約と感想

このブログで私は、永井均という哲学者が書いた「存在と時間 哲学探究1」(文藝春秋)という本について、要約や感想を書いています。私は、哲学とか一度も勉強したことがなくて、哲学は全くのど素人なのですが、この本がすっごく大好きで、何回も繰り返し読みました。そして、ぜひたくさんの人に読んでもらいたいな、と思って、このブログを書きました。人生においてすっごく大事なことがぎっしり詰まった本だと思います。特に、悩みや苦しみを抱えている人が読むと、その悩みや苦しみが消えてしまうかもしれません。

しかし真に驚くべきなのは他者における〈私〉である

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しかし真に驚くべきなのは他者における〈私〉である

【要約】

1~10段落(51頁)

記憶という不可思議な現象が存在することによって、過去の場合は、「それが今だった時」に直接アクセスできる。さっきの出来事は、かならずさっきにおける今の出来事として思い出されるからである。しかし、驚くべきことに、他者については、記憶に相当する直接的アクセスのルートが全くないにもかかわらず、私は、「他者における私」の存在を受け入れている。

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【感想】

ちょっと油断するとすぐに自分が「この人」であることを忘れてしまいますよね!

自分がこの人であることに確信が持てないから、可能世界(他人であることもあり得た、こうしていたらこうなった・・)を構想するのでしょうか・・・。