永井均「存在と時間 哲学探究1」の要約と感想

このブログで私は、永井均という哲学者が書いた「存在と時間 哲学探究1」(文藝春秋)という本について、要約や感想を書いています。私は、哲学とか一度も勉強したことがなくて、哲学は全くのど素人なのですが、この本がすっごく大好きで、何回も繰り返し読みました。そして、ぜひたくさんの人に読んでもらいたいな、と思って、このブログを書きました。人生においてすっごく大事なことがぎっしり詰まった本だと思います。特に、悩みや苦しみを抱えている人が読むと、その悩みや苦しみが消えてしまうかもしれません。

前回言おうと思っていたこと

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前回言おうと思っていたこと

1~4段落(108頁)

Nと呼ばれている私がN1とN2に分裂したケースで、分裂後なぜか私がN1だった場合、このどうしようもない現実性から出発してみんなに共通の(つまり自分自身を多数の人間のうちの一人として含む)客観的世界を構築し、このどうしようもない現実性に「単なる偶然」という身分を与えるためには、N1は超越論的統覚であらざるを得ない。その理由は、そうでなければ自分を他者たちと並び立つ一人の人間として位置づけて相対化し、「単なる偶然」という身分を与えることができないからである。

 

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【感想】

ちょっとトートロジーっぽい書き方になっていますが、原文の趣旨はこのとおりだと思います。